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2013年12月10日火曜日

2013年の #mercurialjp ツイートを解析する

このエントリは Mercurial Advent Calendar 2013 の10日目です。

Mercurialの素晴らしいところの一つは「困ったことがあってもハッシュタグ #mercurialjp をつけてツイートすればすぐに的確なアドバイスをいただける」というコミュニティの強力さだと思ってます。何かあってもすぐにフォローしてもらえる上、内容によっては対応してパッチを本家に投げてもらえるというのは本当に心強い限りです。

そこで『今年の #mercurialjp を振り返る』ということで (「Mercurial Advent CalendarのエントリなのにMercurial自体に触れないなんて、変化球を通り越して敬遠じゃないのか?」という一抹の不安を抱えつつ)、2013年のMercurialトピックを #mercurialjp ツイートを解析*1することで探ってみたいと思います。

まずは前処理から

まずは前処理、元となるデータの作成です。実はこれがデータ解析で一番のキモであり、かつ一番手間のかかるところなのですが、今回は件数もたかが知れているので TwitterのWebページでの検索結果をコピペでテキストファイルに落とし、Emacsの編集機能やキーボードマクロでCSVファイルに加工することにしました。そうやって出来たのがこのファイルです。ちなみに12月に入ってからはAdvent Calendarに関するツイートが多いこともあり、データは1月〜11月で作成しました。これを元に解析していきます。

早速データファイルを R に読み込んで、まずはヒストグラムを作成して月毎のツイート数の推移を見てみましょう。

> data <- read.csv("2013mercurialjp.csv")
> colnames(data)
[1] "name"  "month" "day"   "tweet"
> nrow(data)
[1] 804
> hist(data$month, xlim=c(1,12), breaks=c(0.5,1.5,2.5,3.5,4.5,5.5,6.5,7.5,8.5,9.5,10.5,11.5))

総計804ツイート、月によって流量の変化はあるものの、概ね "70ツイート/月" くらいでしょうか。これが今回の材料の全てです。さて、この804ツイートの中にどんなドラマが秘められているのか、探検を始めましょう。

単語の出現頻度を計測する

それではデータを単語に切り分けて*2、出現頻度を集計しましょう。使用するツールは R と、MeCab および RMeCabパッケージ です。名詞、形容詞、動詞で意味を持ちそうな語を抽出し、上位20件を見てみます。

> library(RMeCab)
> mercurialjp <- RMeCabFreq("2013mercurialjp.csv")
file = 2013mercurialjp.csv 
length = 4309 
> 
> words <- mercurialjp[((mercurialjp$Info1 == "名詞" |
+                        mercurialjp$Info1 == "形容詞" |
+                        mercurialjp$Info1 == "動詞") &
+                       (mercurialjp$Info2 != "非自立" &
+                        mercurialjp$Info2 != "数")), ]
> freq = words[ rev(order(words$Freq)), ]
> freq[1:20, ]
            Term Info1    Info2 Freq
627          ","  名詞 サ変接続 1752
612            "  名詞 サ変接続 1465
708            /  名詞 サ変接続 1400
705            .  名詞 サ変接続 1394
283         する  動詞     自立  992
638            #  名詞 サ変接続  886
755             ‏@  名詞 サ変接続  798
2073 mercurialjp  名詞     一般  764
1828 flyingfoozy  名詞     一般  600
632         ","@  名詞 サ変接続  565
1351   Katsunori  名詞     一般  559
1288    FUJIWARA  名詞     一般  559
702            -  名詞 サ変接続  496
720          ://  名詞 サ変接続  444
746            _  名詞 サ変接続  404
2072   mercurial  名詞     一般  259
255         れる  動詞     接尾  249
1971          jp  名詞     一般  248
1886          hg  名詞     一般  231
1930        http  名詞     一般  200
> 

おっと、記号やアクティブユーザのアカウントなどが入ってしまいました……。さてどうやって取り除くかですが、うまい方法が思いつかなないので地道に抽出条件に書き加えました。

> words <- mercurialjp[((mercurialjp$Info1 == "名詞" |
+                        mercurialjp$Info1 == "形容詞" |
+                        mercurialjp$Info1 == "動詞") &
+                       (mercurialjp$Info2 != "非自立" &
+                        mercurialjp$Info2 != "数") &
+                       (mercurialjp$Term != "\",\"" &
+                        mercurialjp$Term != "\"" &
+                        mercurialjp$Term != "/" &
+                        mercurialjp$Term != "." &
+                        mercurialjp$Term != "#" &
+                        mercurialjp$Term != "@" &
+                        mercurialjp$Term != "mercurialjp" &
   :
 (snip)
   :
+                        mercurialjp$Term != ")\"" &
+                        mercurialjp$Term != "?")), ]
> freq = words[ rev(order(words$Freq)), ]
> freq[1:100,]
                 Term  Info1          Info2 Freq
283              する   動詞           自立  992
755                  ‏@   名詞       サ変接続  798
2072        mercurial   名詞           一般  259
255              れる   動詞           接尾  249
1886               hg   名詞           一般  231
300              なる   動詞           自立  194
257              ある   動詞           自立  173
2718         ファイル   名詞           一般  154
1391        Mercurial   名詞           一般  132
3322             場合   名詞       副詞可能  120
1125             設定   名詞       サ変接続  105
294            できる   動詞           自立  105
2805       リビジョン   名詞           一般   94
988              指定   名詞       サ変接続   92
3795               的   名詞           接尾   84
2289          selenic   名詞           一般   83
2055           manual   名詞           一般   79
1105             表示   名詞       サ変接続   78
3643             可能   名詞   形容動詞語幹   74
1513       TortoiseHg   名詞           一般   74
3800               等   名詞           接尾   73
3126             環境   名詞           一般   73
1036             機能   名詞       サ変接続   70
2734         ブランチ   名詞           一般   69
2809       リポジトリ   名詞           一般   66
2577 エクステンション   名詞           一般   64
929              変更   名詞       サ変接続   64
2996             履歴   名詞           一般   63
855              作業   名詞       サ変接続   63
1198             問題   名詞 ナイ形容詞語幹   62
334              使う   動詞           自立   62
2777           マージ   名詞           一般   58
794          コミット   名詞       サ変接続   58
858              使用   名詞       サ変接続   57
4174             無い 形容詞           自立   56
3045             文字   名詞           一般   52
3729               上   名詞           接尾   51
3790               版   名詞           接尾   50
3745               化   名詞           接尾   50
2987             対象   名詞           一般   50
910              参照   名詞       サ変接続   50
3663             必要   名詞   形容動詞語幹   49
3774               時   名詞           接尾   47
2611         コマンド   名詞           一般   47
911              参考   名詞       サ変接続   47
3025             情報   名詞           一般   45
820          リリース   名詞       サ変接続   45
3739               側   名詞           接尾   44
2624           コード   名詞           一般   44
940              実施   名詞       サ変接続   44
419              思う   動詞           自立   44
3767               性   名詞           接尾   42
2896             内容   名詞           一般   42
1864           google   名詞           一般   42
3661             幸い   名詞   形容動詞語幹   41
3088               梱   名詞           一般   41
2233                r   名詞           一般   41
3741               先   名詞           接尾   40
2207             push   名詞           一般   40
2607           ケース   名詞           一般   39
1873           groups   名詞           一般   39
3748               名   名詞           接尾   38
1629        bitbucket   名詞           一般   38
893              利用   名詞       サ変接続   38
4145             ない 形容詞           自立   37
2240           rebase   名詞           一般   37
2102              msg   名詞           一般   37
258              いう   動詞           自立   37
3249             領域   名詞           一般   36
2483             wiki   名詞           一般   36
3398        Mercurial   名詞       固有名詞   35
1021             更新   名詞       サ変接続   35
867              修正   名詞       サ変接続   35
2712           パッチ   名詞           一般   34
1074             確認   名詞       サ変接続   34
1150             追加   名詞       サ変接続   33
3674             有効   名詞   形容動詞語幹   32
2753           ヘッド   名詞           一般   32
3058           日本語   名詞           一般   31
2583         エントリ   名詞           一般   31
1166             選択   名詞       サ変接続   30
1081             管理   名詞       サ変接続   30
3475               hg   名詞       固有名詞   29
3030               手   名詞           一般   29
1163             運用   名詞       サ変接続   29
3120             現状   名詞           一般   28
3116             状態   名詞           一般   28
3093             標準   名詞           一般   28
3040             挙動   名詞           一般   28
2422          twitter   名詞           一般   28
1040             注意   名詞       サ変接続   28
878              共有   名詞       サ変接続   28
3052             方法   名詞           一般   27
2444           update   名詞           一般   27
2381              thg   名詞           一般   27
1893             hgrc   名詞           一般   27
1564                a   名詞           一般   27
2253             repo   名詞           一般   26
3735             付き   名詞           接尾   25
3608               笑   名詞       固有名詞   25
> 

上位100件を見みたところ、一般的な単語で占められて特徴的なものは見い出しにくいものの、やはりTortoiseHgが上位にあること (SourceTreeは見当たりませんね) と、あと目に留まるのは rebase あたりでしょうか。

単語の共起関係を調査する

さらなる解析を、と月毎の出現頻度や推移を調べたりなどいろいろやってみたものの、意味のありそうな結果が得られません。元々データの母数が少ない上、ツイッターという字数の少ないメディアなので省略も多いでしょうから、傾向を出すのは無理があるようです。

と、ここで「あれ、そういえば Git って単語が出てこないな」ということに気付きました。早速、出現頻度データフレームから Git という語だけを抜き出して、出現頻度を調べてみましょう。『敬遠と思って安心してたら危険球』になりかけてますが、大丈夫でしょうか? 頭部への危険球は一発退場です。

> freqGit <- subset(freq, subset = (Term == "git" | Term == "Git"), select = c(Term, Info1, Info2, Freq))
> freqGit
     Term Info1    Info2 Freq
1302  Git  名詞     一般   13
3379  Git  名詞 固有名詞    8
1855  git  名詞     一般    5
3468  git  名詞 固有名詞    2
> 

なるほど、トータルでは28回現れていたものの、大文字小文字の表記揺れと、おそらく出現の仕方による構文解析の揺れで、数値が分散して上位には上がって来なかったようです。

では、「#mercurialjp のハッシュタグ付きツイートでは、『Git』という単語はどのような文脈で現れたのか?」を調べてみましょう。

ある単語が別の単語と隣接して現れることを『共起』と言い、RMeCabパッケージでは collocate()関数で求めることができます。collocate()関数の引数はファイルなので、ツイートを一度 tweet.txt というテキストファイルに落としてから喰わせ、出現頻度(Span)順に並べ替えた上で、頻度2以上を見てみます。

> mercurialjp <- read.csv("2013mercurialjp.csv")
> write.table(mercurialjp$tweet, "tweet.txt", quote=F, col.names=F)
> Git <- collocate("tweet.txt", node="Git")
file = tweet.txt 
length = 4635 
> 
> GitOrderBySpan = Git[ rev(order(Git$Span)), ]
> GitOrderBySpan <- subset(GitOrderBySpan, subset = Span > 1,
+                          select = c(Term, Before, After, Span, Total))
> GitOrderBySpan
           Term Before After Span Total
54   [[TOKENS]]     84    63  147 44084
53 [[MORPHEMS]]     30    22   52  4635
6           Git     21     0   21    21
30           の      3     7   10  1482
37     ブランチ      1     6    7    69
25           と      0     7    7   394
17           『      4     3    7   244
10  mercurialjp      7     0    7   806
1             #      7     0    7   962
31           は      3     3    6   825
15           、      5     1    6  1075
49           的      0     5    5    84
24           で      2     3    5   694
22           だ      0     5    5   590
2             (      4     1    5   194
46         比較      1     2    3     6
21         する      1     2    3   968
7     Mercurial      0     3    3   167
38       ユーザ      1     1    2    22
35           を      0     2    2   646
16           。      2     0    2   497
3             )      1     1    2   188
> 

どうやら2013年の #mercurial ツイートでは『Git』という単語は『ブランチ』という単語と一緒に語られたことが多かった*3ようです。検索してみるとこんな感じです。

個人的には、ここで先の「rebase」が出てくるのでは?と予測していたので、この結果は意外でした。

それでは出現回数37回を誇る「rebase」は、どんな文脈で現れたのか? 調べてみましょう。

> rebase <- collocate("tweet.txt", node="rebase")
file = tweet.txt 
length = 4635 
> rebaseOrderBySpan = rebase[ rev(order(rebase$Span)), ]
> rebaseOrderBySpan <- subset(rebaseOrderBySpan, subset = Span > 1, 
+                             select = c(Term, Before, After, Span, Total))
> rebaseOrderBySpan
                Term Before After Span Total
123       [[TOKENS]]    188   141  329 44084
122     [[MORPHEMS]]     60    61  121  4635
35            rebase     47     0   47    47
61                で      5    11   16   694
79                を      1    10   11   646
46                、      9     1   10  1075
2                  #     10     0   10   962
7                 --      1     7    8    56
69                の      1     6    7  1482
44                …      1     6    7   474
33       mercurialjp      7     0    7   806
9                  /      5     2    7  1389
81  エクステンション      0     6    6    64
75                も      4     2    6   274
56              する      4     2    6   968
28              html      6     0    6   129
8                  .      6     0    6  1367
60                て      4     1    5   590
54                が      1     4    5   882
31              keep      2     3    5    12
71                は      3     1    4   825
58                た      3     1    4   449
117               等      0     3    3    76
107             有効      0     3    3    32
74              ます      2     1    3   544
59                だ      1     2    3   590
49                『      1     2    3   244
39             strip      1     2    3    21
29              http      0     3    3   359
24             graft      3     0    3    23
17                MQ      2     1    3    26
16                 @      0     3    3   682
15               ://      0     3    3   444
4                  (      3     0    3   194
121               &      0     2    2     9
113             無し      2     0    2     8
104             改変      1     1    2    13
101             完了      1     1    2     5
100             契機      1     1    2    16
99              場合      1     1    2   120
97                化      1     1    2    50
92              使用      0     2    2    57
76                や      0     2    2    53
70              ので      2     0    2   204
67              なり      1     1    2    10
65                と      1     1    2   394
62            できる      0     2    2   106
53              から      2     0    2   123
47                。      1     1    2   497
43            update      0     2    2    29
26          histedit      1     1    2    16
25                hg      2     0    2   260
20             abort      1     1    2     8
6                  )      1     1    2   188
1                  "      1     1    2   128
> 

「rebase」は「エクステンション」と併せて語られています。そして「Git」という単語は見当たりません。ということで『Git には rebase があるけど、Mercurial には……』というのは、もう過ぎ去りし日というわけですね。グッバイ・フォーエバー。

結論: ハッシュタグ #mercurialjp ツイートから見る2013年の考察

以上の結果より、2013年の #mercurialjp ツイートからは以下の傾向が見られました。

  • やはり TortoiseHg はアクティブ (さすが西原さん*4!)。
  • Mercurial の機能では、rebase についての話題が多く見受けられた。
  • その場合、Git との比較ではなく、rebaseエクステンションについて語られている。
  • Git との比較では、むしろブランチについての話題が上がっていた。

どうなることかと思ったのですが、なんとかそれらしい結果が得られ、また危険球にもならなかったようで胸をなでおろしています。*5

落穂拾いと謝辞と年末のごあいさつ

と、綺麗にまとまったところを混ぜ返してしまいますが、実はこの結論には不備があります。

#mercurialjp rebase エクステンション」で検索するとわかるのですが、実際には誰かの『mercurial に git の rebase に相当するものってあるのかなあ?』というツイートを拾って『rebase エクステンションが標準で同梱されてますよ』と #mercurialjp ハッシュタグをつけてメンションを投げているケースが少なからずあり、その前段を取りこぼしてるんですね (#mercurialjp ハッシュタグで収集したツイートのみを解析しているので)。冒頭で「前処理がデータ解析で一番のキモ、そして一番手間のかかるところ」と書いた、そのままです……。会話を全て拾って解析できればいいのですが、それは来年への課題*6とさせてください。

なお、今回のデータ解析の手法は Rによるテキストマイニング入門 (伊藤基広 著) を全面的に参考にさせて頂きました。また解析に使用したRMeCabパッケージも同氏による開発です。ありがとうございます。

また、Mercurial日本語ユーザ会の皆様には、今年も大変お世話になりました。ありがとうございます。今年は勉強会(TokyoMercurial)に参加できなかったのが残念ですが、次回はぜひ参加させてください。

来年も、どうぞよろしくお願いします。



*1 このエントリは厳密な技術文書でなく、あくまで『データ解析をネタにしたMercurialに関する面白よみもの』であることを第一義にしていますので、必ずしも内容が正しくないことをご了承ください。意図的に簡略化した箇所につきましては脚注などでフォローを入れましたが、興味がなければ読み飛ばしていただいて結構です。また基本的な理解の誤りがありましたら、ご指摘いただければ幸いです。

*2 正しくは「単語」でなく「形態素」ですが、このエントリでは平易な「単語」という言葉を使用します。ちなみに出現頻度を求める RMeCabFreq()関数は、単純な単語のカウントではなく、活用形を原型に変換した上でカウントします。

*3 本来は「その出現が有意であるか (偶然でなく意味を持っていると見なせるか)」の検証 (統計的検定) が必要ですが、このエントリの趣旨により省略しています。

*4 TortoiseHgのコミッタとしてアクティブに活動されてるのは存じていましたが、まさかここまでとは……。

*5 実はデータ解析で一番大切なことは『その解析結果からPDCAサイクルを構築できるか?』ということです。と偉そうに言ってますが、つい数日前にJapan.R 2013で教わったことだったりします。というわけで2014年へのアクションプランですが……えーっと……えーっと……。

*6 来年もやる気か!? という冷静なツッコミはご遠慮ください ;-)

2013年9月22日日曜日

Mercurial:Ubuntu12.04LTSに最新のリリース版をインストールする

生活環境を MacBook から Ubuntu@ThinkPad に切り替えて半年ほど経ちます。Mercurial は、MacOSX では homebrew で最新版を追えていたのですが、Ubuntu 12.04LTS の標準のリポジトリは 2.0 系です。普段の使用では差し迫っての必要はない *1 のですが、活発な開発の恩恵を受けられないのはもったいないので、最新版を追ってみることにしました。

LaunchPad PPAからのインストール

Ubuntu で Mercurial の最新版を追う場合、LaunchPad PPA からのインストールと pip を使用する方法の二通り *2 がありますが、今回は LaunchPad PPA を選びました。*3

apt-get でのインストールは、基本的には /etc/apt/sources.list にリポジトリを追記すればよいのですが、今回は GUI のインターフェースである synaptic を使用します。

イントール済みパッケージの削除

バージョンの確認を兼ねて、インストールされている標準パッケージを削除しておきます。

LaunchPad PPA リポジトリの追加

"Mercurial PPA Packagers" team のリリース版ページで、登録する APT ラインを確認します。

今回は12.04LTS なので、以下の2行です。

deb http://ppa.launchpad.net/mercurial-ppa/releases/ubuntu precise main 
deb-src http://ppa.launchpad.net/mercurial-ppa/releases/ubuntu precise main 

synaptic の [設定] - [リポジトリ] でソフトウェアソースのウインドウを開き、「他のソフトウェア」タブを選択します。

追加ボタンをクリックし、APT ラインを登録します。

sources.list を確認すると、確かに追加されています。

$ grep "mercurial" /etc/apt/sources.list
deb http://ppa.launchpad.net/mercurial-ppa/releases/ubuntu precise main
deb-src http://ppa.launchpad.net/mercurial-ppa/releases/ubuntu precise main
$ 

最新リリース版インストールの実行

「再読込」ボタンでパッケージ情報を更新すると、最新リリース版の Mercurial が表示されます。必要なパッケージを選択して「適用」ボタンでインストールします。

これで最新のリリース版である 2.7 *4 が使用できるようになりました。
$ hg --version
Mercurial - 分散構成管理ツール(バージョン 2.7)
(詳細は http://mercurial.selenic.com を参照してください)

Copyright (C) 2005-2013 Matt Mackall 他
本製品はフリーソフトウェアです。
頒布条件に関しては同梱されるライセンス条項をお読みください。
市場適合性や特定用途への可否を含め、 本製品は無保証です。
$ 

拡張機能を使用する場合の注意

LaunchPad PPA から Mercurial をインストールした場合、拡張機能の apt-get インストールに失敗することがあります。これは標準パッケージとの依存関係を解決できないためです。下記は hgsubversion をインストールしようとした場合のエラーメッセージです。

今回は LaunchPad PPA からインストールしましたが、必要な拡張機能が pip で提供されている場合、Mercurial も含めて全て pip でのインストールを検討した方が良さそうです。


*1 藤原克則氏による「妥当」な Mercurial バージョンの情報によると、2.0.x は『現状でそこそこ妥当な Mercurial の版』であるようです。

*2 もちろん過去エントリのようにソースからの make install も可能です。本気で最新版を追うのであればパッケージ化を待つよりソースからの方が早いですね。

*3 後述のように、Mercurial を LaunchPad PPA からインストールした場合、拡張機能の apt-get インストールに失敗する場合があります。

*4 これを書いている 2013/09/22 時点で既に 2.7.1 がリリースされていますが、LaunchPad PPA には反映されていません。mercurial-ja によると「月例のバグ修正版」とのことなので反映して欲しいところですが、障害修正は2件のみなので必ずしも必要でないかもしれません。

2011年4月17日日曜日

各種コマンドの ssh オプションの指定

私の管理するサーバの ssh 接続はキーペア認証のみ許可し、また念のためにポート番号を22以外に変更しています。外部からは smtp や http 以外は全て ssh 経由のみで接続していますが、コマンドによって ssh のオプション指定が異なり、いつも man 等を調べ直していますのでまとめました。

rsync -e ssh のオプション

ダブルクォートを使用して、-e ssh のオプションを指定します。下記の例でははポートを9999に変更し、また秘密鍵を ~/.ssh 配下以外の秘密鍵を指定 *1 しています。

$ rsync -av -e "ssh -p 9999 -i /path/to/private/key/id_rsa" \
   username@host:source destination

scp の ssh オプション

scp では -i で秘密鍵、-P でポートを指定します (-p は cp コマンドと同様に、ファイル属性の保持です)。下記の例でははポートを9999に変更し、また秘密鍵を ~/.ssh 配下以外の秘密鍵を指定しています。

$ scp -pr -P 9999 -i /path/to/private/key/id_rsa \
   username@host:source destination

また、-o で ssh のオプションを指定することも可能です。上記と同様の内容を -o で指定する場合、以下となります。

$ scp -pr -o Port=9999 -o IdentityFile=/path/to/private/key/id_rsa \
   username@host:source destination

FUSE sshfs の ssh オプション

sshfs では、scp と同様に -o で ssh オプションを指定します。下記の例でははポートを9999に変更し、また秘密鍵を ~/.ssh 配下以外の秘密鍵を指定しています。

$ scp -pr -o Port=9999 -o IdentityFile=/path/to/private/key/id_rsa \
   username@host:/directory mountpoint

Mercurial の ssh オプション

(2012/05/05 追記)

Mercurial では、-e で ssh コマンドを指定します。下記の例でははポートを9999に変更し、秘密鍵を ~/.ssh 配下以外の秘密鍵を指定しています。また、リモートリポジトリの指定はURI形式 *2 を使用します。

$ hg clone -e "ssh -p 9999 -l username -i /path/to/private/key/id_rsa" \
   ssh://host//absolute/path/to/repository

*1 特に laptop 機では、秘密鍵などの重要なファイルは TrueCrypt の暗号化ボリューム内に置いているためです。

*2 URI は "スキーム名://ホスト名/パス" なので、リモートリポジトリへのパス指定に絶対パスを使用した場合は上記の例のように (ホスト名とパスの間の "/" は2つに) になります。当然ながらログインディレクトリからの相対パスで指定する場合 *3 は ssh://host/relative/path/to/repository です。

*3 通常は絶対パスで指定すると思いますが、ホームディレクトリ配下にリポジトリを置いている場合など、こちらの方が便利なケースもあります。

2011年2月27日日曜日

Mercurial:MacOSXでGUIのdiff/mergeツールを使用する

MacOSX の開発環境 "XCode" には GUI の diff/merge ツールである FileMerge が含まれています。これを Mercurial の外部ツールとして使用するよう設定してみました。

コマンドラインからの FileMerge の起動指定

コマンドラインから FileMerge を起動するには opendiff というコマンドを使用します。.hgrc に、  

[extensions]
hgext.extdiff =

[extdiff]
cmd.opendiff =

と指定することで opendiff というサブコマンドが使用できるようになるので、それを指定すると

$ hg opendiff
FileMerge が起動します。

FileMergeで日本語を使用する

FileMerge は日本語の対応に問題があり UTF-8 等の文字コードを使用した場合に文字化けしてしまいますが、環境設定でフィルタを指定して変換することで正しく表示することが可能です。標準でインストールされている /usr/bin/iconv は文字コードの指定が必要で使いにくいため、ここでは自動で判定/変換してくれる nkf を MacPorts でインストールして使用しました。

$ sudo port install nkf
環境設定でフィルタに nkf を指定します。FileMerge は Shift-JIS は文字化けせずに表示できるので出力指定を -s とします。 これで FileMerge で日本語を使用できるようになりました。

2009年10月16日金曜日

Mercurial:Keyword Extension の利用

Keyword Extension の利用

同梱されている keyword extention を有効にすることで、CVSのタグ展開的な用法が可能となります。

設定例:

[extensions]
hgext.keyword =

[keyword]
**.txt =
**.php =
**.py =

[keywordmaps]
Id = {file|basename} {node|short} {date|utcdate} {author|user}
上記設定で、「$Id: 20091010mercurialtips.txt afa0ad358888 2009/10/10 02:20:48 hisawo $」というキーワードがCVSライクに展開されます。

注意:Keyword Extension は、checkout や update 時にキーワードを展開するのみで、リポジトリの書き換えは行いません。

2009年10月15日木曜日

Mercurial:CVSと連携利用の例

作業用CVSブランチの代わりにMercurial

残念ながら開発現場では Mercurial はまだ一般的でなく、CVS や subversion といった構成管理ツールを使用しているケースが多いようです。しかしながら現場で例えば CVS が使用されていたとしても「分散型」という Mercurial の特徴を生かして協調利用が可能です。例えば、CVSリポジトリに作業履歴を残す必要ない場合には、個人作業用としての構成管理として手軽に利用できます。

  1. CVSやの管理情報格納ファイルを無視するために、以下のような".hgignore"ファイルを記述します。".hgignore"ファイルは、ワーキングディレクトリの最上位ディレクトリに配置します。
       syntax: re
       ^CVS/
       /CVS/
       
  2. CVSリポジトリから foo モジュールをチェックアウトします。
       $ cvs -d :pserver:username@server:/path/to/cvsroot co foo
       
  3. ローカルの Mercurial リポジトリを作成し、foo モジュールをコミットします。
       $ cd foo
       $ hg init
       $ hg add
       $ hg commit
       
    これで、foo モジュールの全ファイルが登録されました。随時 Mercurial に登録/参照しながら作業を進めます。作業ディレクトリをコピーする場合には、hg clone コマンドでコピーします。
  4. 一連の作業が完了したら、CVSリポジトリにコミットします。
       $ cvs -d :pserver:username@server:/path/to/cvsroot commit
       

これで、CVSブランチ代りに Mercurial を使用した作業が完了しました。

2009年10月13日火曜日

Mercurial:外部ツールの利用

外部ツールの設定

Mercurialは、外部のツールとの連携使用を設定することができます。これにより、例えば通常はコマンドラインの diff ツールを使用し、必要に応じてGUI を使用する、といった使い分けが可能です。ここでは、GUI の diff ツールとして、tkdiff を使用しています。

[extensions]
hgext.extdiff =

[extdiff]
cmd.tkdiff =

これで、通常はコマンドラインの diff が起動します。

$ hg diff
diff -r fe9d07aaeaf3 mod_python-3.3.1/src/connobject.c
--- a/mod_python-3.3.1/src/connobject.c Sun Oct 11 14:01:34 2009 +0900
+++ b/mod_python-3.3.1/src/connobject.c Sun Oct 11 14:03:24 2009 +0900
@@ -139,7 +139,7 @@
     bytes_read = 0;

     while ((bytes_read < len || len == 0) &&
-           !(b == APR_BRIGADE_SENTINEL(b) ||
+           !(b == APR_BRIGADE_SENTINEL(bb) ||
              APR_BUCKET_IS_EOS(b) || APR_BUCKET_IS_FLUSH(b))) {

         const char *data;
$

また、新たに tkdiff というサブコマンドが使用できるようになるので、それを指定すると

$ hg tkdiff
tkdiff が起動します。

2009年10月10日土曜日

Mercurial利用メモ

Python で実装された分散型構成管理システム(SCM)である Mercurial の利用メモです。ここでは VineLinux4.2 へインストールしています。

リポジトリの作成

Mercurial は分散型の SCM なので、どこかのサーバにリポジトリを作成して常にそこを参照する、という必要はありません。管理下に置きたいディレクトリで hg init することで、そのディレクトリがリポジトリになります。ここでは、php の AOP フレームワークである php-aop のソースコードを svn checkout して例にしました。

$ pwd
/path/to/workdir/php-aop

$ hg init

$ hg status
? .build/build.package.xml
? .build/build.rss.properties
? .build/build.rss.xml
? aop/.build/build.properties
? aop/.build/build.xml
? aop/aop.php
? aop/aop_exception.php
(snip)
? tests/test2/Linker.pointcut.definition.php
? tests/test2/UnitTest.php

$ hg add
.build/build.package.xml を追加登録中
.build/build.rss.properties を追加登録中
.build/build.rss.xml を追加登録中
aop/.build/build.properties を追加登録中
aop/.build/build.xml を追加登録中
aop/aop.php を追加登録中
aop/aop_exception.php を追加登録中
(snip)
tests/test2/Linker.pointcut.definition.php を追加登録中
tests/test2/UnitTest.php を追加登録中

$ hg commit
status で "?" が付いて表示されているものが、まだリポジトリに登録されてないファイルです。引数なしで add を実行すると、登録可能なファイル全てが add されます(ここでは .htignore に .svn を設定してるため、subversion の管理ディレクトリである .svn は対象から外れています)。 commit を実行するとデフォルトエディタが起動しますので、コミットログを記入して保存/終了します。

これで fniweb_hg ディレクトリが Mercurial のリポジトリになりました。

pull と update と merge

メインのリポジトリから hg pull して、hg status 等で確認しても、手元のファイルは変更されていません。cvs update の感覚で考えると混乱しますが、pull はあくまでも外部のリポジトリの内容をローカルのリポジトリ(.hg)に取り込むコマンドですので、変更は加わらないのです。ローカルのリポジトリを先頭のリビジョン(head)に更新するには、hg update コマンドを使用します。

また、Mercurialのマージ(ローカルの作業ファイルと、マスタのリポジトリ内容とのマージ)は、基本的に「commit 済み成果ベースのマージ(by フジワラ)」です。

  1. ローカルリポジトリからupdate
  2. ワーキングディレクトリで作業を実施
  3. 作業成果をcommit
  4. マスタのリポジトリからpullによる成果取り込み
  5. 2つの成果をmerge
  6. 衝突を解消してcommit
  7. マージ内容をマスタのリポジトリにpush
mercurialの前にCVSを使用していたときの「ブランチを作成する際に同時にバックアップ用タグを作成し、ブランチ先頭とバックアップタグの差分をトランクにマージする」という手順に近いので、さほど違和感はありませんでした。

hg rollback の利用

Mercirual は、最後の commit をロールバックすることができます。すなわち、commit してから「その変更によって不要になるファイルの remove を忘れてた!」とか「addし忘れたファイルがあった!!」という場合でも、hg rollback して commit をやり直すことができるわけです。

複数ヘッドの発生と解消

ローカルリポジトリの内容を push しようとした際に、下記のメッセージで失敗することがあります。

$ hg push ssh://hisawo@mercurial.example.com//path/to/repository
pushing to ssh://hisawo@mercurial.example.com//path/to/repository/foo
searching for changes
abort: push creates new remote heads!
(did you forget to merge? use push -f to force)
分散型構成管理でハマりがちで、ある意味キモかもしれません。

これは「現在のローカルリポジトリの先頭リビジョンが push 先のリポジトリで新しい head になる(push 先の head が複数になる)」という警告です。まずローカルリポジトリに push 先のリポジトリを pull し、複数ヘッドを解消した上で改めて push します。

注意:メッセージでは "use push -f to force" などと示唆されていますが、push -f をやると先方のリポジトリのヘッドが複数になってしまいます。すなわち面倒を先送りあるいは転嫁するだけなので、この方法は避けましょう。

参考:pullとupdateとmerge, 藤車(複数ヘッド)

hg serve コマンドの利用

Mercurialにはhttpサーバの機能があり、httpプロトコルでのリポジトリ間伝播や、Webブラウザでの閲覧が可能です。ローカルのMercurial管理下のディレクトリに移動して、hg serve コマンドを実行します。

$ hg serve -p 8888
これで、Webブラウザにて http://hostname:8888/ でリポジトリの内容を閲覧したり、そのリポジトリに対して hg clone http://hostname:8888/ といったアクセスが可能となります。

また、この状態ではフォアグラウンドで実行されますので、デーモンとして起動するには -d オプションを使用します。

$ hg serve -d -p 8888
これで、バックグラウンドで http サーバが起動します。

Mercurial1.1から hg serve 機能が大幅に強化され、リビジョングラフも表示されるようになってます。hg serve を使用するなら、1.1以降が超お奨めです。

2009年10月9日金曜日

Mercurial1.3.1のインストール

Python で実装された分散型構成管理システム(SCM)である Mercurial のインストール手順メモです。ここでは VineLinux4.2 へインストールしました。

Merucialのインストール

公式サイトhttp://mercurial.selenic.com/wiki/から最新版をダウンロードします。現時点での最新版は 1.3.1 でした。

$ wget http://mercurial.selenic.com/release/mercurial-1.3.1.tar.gz
$ tar zxvf mercurial-1.3.1.tar.gz
$ cd mercurial-1.3.1/

私は「リビジョン番号付きでインストールしシンボリックリンクを付ける」というやり方を好んでます。例えば mercurial-1.3.1 の場合:

# make PREFIX=/usr/local/mercurial-1.3.1 install
# ln -s /usr/local/mercurial-1.3.1 /usr/local/mercurial

環境変数 PYTHONPATH を設定するのが一般的かと思いますが、、ここではパスの通っているところにシンボリックリンクを作成しました。

# cd /usr/local/bin/
# ln -s /usr/local/mercurial/bin/hg

# cd /usr/lib/python2.4/site-packages/
# ln -s /usr/local/mercurial/lib/python2.4/site-packages/hgext
# ln -s /usr/local/mercurial/lib/python2.4/site-packages/mercurial

# cd /usr/local/man/man1/
# ln -s  /usr/local/mercurial/share/man/man1/hg.1
# cd /usr/local/man/man5/
# ln -s /usr/local/mercurial/share/man/man5/hgrc.5
# ln -s /usr/local/mercurial/share/man/man5/hgignore.5

動作を確認します。"hg version" と実行して、以下のように表示されれば OK です。

$ hg version
Mercurial - 分散構成管理ツール(バージョン 1.3.1)

著作権 (C) 2005-2009 Matt Mackall <mpm@selenic.com> 他
本製品はフリーソフトウェアです。頒布/改変の際はライセンス条項をお読み
ください。市場適合性や特定用途への可否を含め、本製品は無保証です。

日本語コミュニティ mercurial-ja によって、しっかり日本語にローカライズされていますね。

Windows へのインストール

Windows へのインストールは、いくつかの方法があります。

  • Cygwin パッケージを使用
  • Cygwin + Python スクリプトを make install (Linux へのインストールと同様)
  • Windows バイナリを使用
Cygwin を使用する場合は、そのままでは Cygwin 外アプリケーションから Mercurial を使用することができません。Meadow などから Cygwin 内の Mercurial を使用するには 、Cygwinwrap を使用します。

Merucialの設定

ホームディレクトリに、設定ファイル .hgrc を作成します。username の指定のほか、マージプログラムの指定やデフォルトのリモートリポジトリなどの設定が可能です。

~/.hgrc の設定例
[ui]
username = TAKASE Hisawo <hisawo@example.com>
ignore=~/.hgignore
merge    = hgmerge.py
#editor   = /usr/bin/emacsclient

[hgmerge]
interactive = kdiff3
noninteractive = diff3

[extensions]
hgext.extdiff =

[extdiff]
cmd.tkdiff =
#cmd.kdiff3 =
opt.tkdiff = --wait
usernameの設定

これが設定されてない場合、commit 実行時などのユーザ名に「ログインユーザ名@ホスト名」が使用されます。

[ui]
username = TAKASE Hisawo <hisawo@example.com>
~/.hgignoreの設定例

.hgrc の [ui] に ignore=~/.hgignore と記述することで、~/.hgignore が有効になります。ここにリビジョン管理しないファイル(テンポラリファイルやバイナリファイル、eclipse の管理ファイルなど)を記述することで、 Mercurial から無視されます。

syntax: glob
*~
*.pyc
*.pyo
*.o
.cache
.hgignore
.project
.settings