作業用CVSブランチの代わりにMercurial
残念ながら開発現場では Mercurial はまだ一般的でなく、CVS や subversion といった構成管理ツールを使用しているケースが多いようです。しかしながら現場で例えば CVS が使用されていたとしても「分散型」という Mercurial の特徴を生かして協調利用が可能です。例えば、CVSリポジトリに作業履歴を残す必要ない場合には、個人作業用としての構成管理として手軽に利用できます。
- CVSやの管理情報格納ファイルを無視するために、以下のような".hgignore"ファイルを記述します。".hgignore"ファイルは、ワーキングディレクトリの最上位ディレクトリに配置します。
syntax: re ^CVS/ /CVS/
- CVSリポジトリから foo モジュールをチェックアウトします。
$ cvs -d :pserver:username@server:/path/to/cvsroot co foo
- ローカルの Mercurial リポジトリを作成し、foo モジュールをコミットします。
$ cd foo $ hg init $ hg add $ hg commit
- 一連の作業が完了したら、CVSリポジトリにコミットします。
$ cvs -d :pserver:username@server:/path/to/cvsroot commit
これで、CVSブランチ代りに Mercurial を使用した作業が完了しました。
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