VineLinuxを端末にしていたときは愛用 *1 していた mlterm ですが、MacBookがメイン端末になってからはご無沙汰していました。iTerm2で一通りの用が足りている *2 のですが、ふと思い立って調べたら MacPorts に入っていたので、インストールして以前使用していた設定をまとめてみました。
設定ファイルのひな形をコピーする
VineLinuxでパッケージでインストールした場合、/etc/mlterm/ に設定ファイルの雛形がインストールされましたが、MacPortsも同様でした (ただし MacPorts は /opt/local/ 配下にインストールされるので、/opt/local/etc/mlterm/ です)。ホームディレクトリに .mlterm/ の名前でコピーした後、編集します。
$ sudo port install mlterm $ cp -r /opt/local/etc/mlterm ~/.mlterm
設定例:.mlterm/main
種々の設定を .mlterm/main に記述します。
# -- Encoding 関連 -- # エンコーディングの指定 # (ISO-8859-[1-11], ISO-8859-[13-16], TIS-620 (same as ISO-8859-11), # KOI8-[RUT], ISCII, VISCII, TCVN5712, GEORGIAN_PS, CP1251, CP1255, # EUC-JP, EUC-JISX0213, Shift_JIS, Shift_JISX0213, ISO-2022-JP[1-3], # EUC-KR, UHC, JOHAB, ISO-2022-KR, GB2312 (EUC-CN), GBK, GB18030, # ISO-2022-CN, HZ, EUC-TW, BIG5, BIG5HKSCS, UTF-8, AUTO) ENCODING = auto # -- Font 関連 -- # デフォルトフォントサイズ fontsize = 14 # 変更可能なフォントサイズの範囲 font_size_range = 6-30 # larger,smaller ボタンでのフォントサイズの変化量(*1*) step_in_changing_font_size = 1 # 可変長コラム幅を使用する use_variable_column_width = false # アンチエイリアスフォントを使用する use_anti_alias = false # アンチエイリアス(Xft)時、JISX0208 の Unicode 変換に CP932 の変換テーブル # を使う use_cp932_ucs_for_xft = true # UNICODE を適当な文字集合にmapして、UNICODE フォントを使わずに表示する not_use_unicode_font = true # すべての文字を UNICODE フォントだけを使って表示する only_use_unicode_font = false # US_ASCII の表示には、必ず ISO8859-1 フォントを使用する iso88591_font_for_usascii = false # -- Appearance 関連 -- # スクロールバーをつける use_scrollbar = true # スクロールバーのつけ方 scrollbar_mode = right # 使いたいスクロールバーの名前 # (simple,sample,sample2,sample3,next,motif,athena,mozmodern) scrollbar_view_name = athena # 端末画面の前景色 fg_color = black # 同背景色 bg_color = white # -- その他 -- # XIM を使う use_xim = true # インプットメソッド # (xim,uim,iiimf,scim,m17n-lib,none) input_method = xim # タブ幅 tabsize = 4 # ログの行数 logsize = 1024 # GUI 設定コマンドのパス # (controll+button{1|2|3} を押した時起動するツール) conf_menu_path_1 = mlterm-menu conf_menu_path_2 = mlterm-zoom conf_menu_path_3 = mlconfig # バックスクロール時に端末出力があっても画面が流れないようにする。 static_backscroll_mode = true
設定例:.mlterm/font
フォントの設定は .mlterm/font に記述します。
DEC_SPECIAL = 10,a10;12,6x12;14,7x14;16,8x16; ISO8859_1 = -kochi-mincho-medium-*--%d-*-iso8859-1;10,a10;12,6x12; ISO8859_1_BOLD = 10,a10B;14,7x14bold; JISX0201_KATA = 10,r10;12,r12;14,r14;16,r16; JISX0201_KATA_BOLD = 10,r10; JISX0201_ROMAN = 10,r10;12,r12;14,r14;16,r16; JISX0208_1983 = 10,k10;12,k12;14,k14;16,kanji16; JISX0208_1983_BOLD = 10,k10B; TCVN5712 = 14,-*-.vntime-*--14-*-iso8859-1;
上記はVineLinuxで使用していた設定ですが、MacOSXには東風フォントが入っていないため、2行目の -kochi-mincho-medium- はエラーになります。これは要変更ですが、monacoあたりを指定すればよいのでしょうか?。検討中です。
*1 gnome-terminalなどのアンチエイリアスがかかった表示では 「;」と「:」、「.」と「,」などが分かりにくくて困るので、アンチエイリアスをOFFにできるのが高評価でした。
*2 UTF-8をはじめとする多言語に対応し、ウィンドウごとに文字コードを設定できるので、EUCなサーバやSJISのインターフェースファイルを扱うときに重宝します。というか MacOSX 標準のターミナルはそれができないのでサーバ管理に使うのは厳しいですね。
0 件のコメント:
コメントを投稿